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嘔吐112.

晴れ過ぎた霄



脚本考察。

さぁ、僕の世界を広げよう。

駄作極まりないですが、読んで感想とかくださると嬉しいです。
では、ファンタジーな僕の空想妄想物語を御回覧ください。

下記のものはとりあえず、イメージプロットとなります。


晴れ過ぎた霄(空)  *イメージプロット*


テーマ『喪失』 時が流れ続ける限り、全ては惜しむべきものなのだ。・・・そう、きっと。



何かを与えられることはあっても、何かを捧げることはなかった。
気付いた頃には全てが白に染まっていた。

戻ろうとして、戻れるものなど何もないのだと。
俺は生まれて初めて知った気がした。



冬の、よく晴れた日だった。

其の日も沢山の雪が町を冒していて、永遠さえ俺に感じさせる程だった。


途方もない数々の想いが、まるで穢れすぎた世界を罰するように、

荒れ果てた大地をゆっくり静寂へと導くように、

枯れ果てた地表に情愛を持って優しく慰めるように。

白い華のように、雪として世界を覆っていった。



そしていつもの午後の昼下がり。

全ては終わるのだと、白の華は俺等にそう告げた。




Dear my dear. 何も知ることが出来ない大切な君へ、沢山の哀を込めて。 此れが、君に贈る、最期の言葉。


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